america

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デンバー〜ミネアポリス〜成田の旅も終盤戦にさしかかってきました。

ここ１０数年で「インターネット」が日常にしみこんだので「世界が狭くなった感」も
大きくなりつつありますが実際に渡米するとやはりアメリカは遠い国だなと思います。

思い返せば１７歳になったばかりの伊藤ふみおが語学留学の為に
単身渡米した１９８３年当時と飛行時間に大差はないからなぁ…

１９８３年当時はアラスカの「アンカレッジ空港」一時間弱の給油休憩があって
アメリカ本土に上陸していました。

そんな長い時間一人旅をするのは当然初めてだし、人生で二回目の海外旅行だし、
とにかく緊張して疲弊しきってアンカレッジに到着し

「うどん」

と書いたのれんを発見して嬉しくなって空腹でもないのに
うどんスタンドできつねうどんを食べました。味は覚えていません。

窓外は見渡す限り暗闇で
アメリカでの高校生活がどうなるのかまったく見当がつかず不安要素に体を
がんじがらめにされているような状態だったのでさすがに表情がこわばっていたのか
スチュワーデスの人が話しかけてくれたり非常に親切にしてくれました。

その後とにかく道に迷って、と、いうか、有得ないことばかり起こって
バスで５分の隣にある飛行場へ行くはずかマンハッタンのど真ん中まで行ってしまい

「そして僕は途方にくれる」

状態になったのですが幸運にもなんとか目的地のプロビデンスまで辿り着きました。

１７歳。

馬鹿だったなぁ。

その後のアメリカ高校生活でそれまで築き上げてきた自信やプライドをズタズタにされる
のですが、その「ズタボロ感」が非常にその後の人生にも役に立っている気がします。

あれから２５年。

その間何回アメリカと東京を行ったりきたりしたかわかりませんが
いつ行ってもアメリカには「大好き」と「大嫌い」があって楽しい。

アメリカで飲むアメリカビール。
アメリカで飲むうすいコーヒー。
アメリカで交わす挨拶。

帰国したら『West Side Story』を観ようっと。

平谷、津田、杉本諸氏、お疲れ様でした！渡米大成功だったね！

とても充実した楽しい旅でした！