クレイジーキャッツ

植木等先生

何故かとても疲れていた昨晩
「クレージー作戦・くたばれ!無責任(1963年・東宝)」を観た。
その名の通りクレイジーキャッツ主演映画。


植木等さん演じる無気力社員が(今風だと「うつ一歩手前」)
勤める会社の新製品「ハッスルコーラ」という興奮剤入りの清涼飲料水(!)
を試飲して人が変わったようにハッスルし始めて…


とても面白かった。
クレイジーキャッツの面々は皆さんあの時代のジャズミュージシャンだから
トボケた役柄を演じていても「肝がすわっている感」が滲み出ていて粋でした。
浜美枝さん藤山陽子さんは美しいし淡路恵子さん上原謙さんは存在感あるし上質なドラマでした。


「昭和ど真ん中」。
日本国民のほとんどが「未来は明るい」と思っていた時代だから作品から圧倒的な明るさ
が飛び出してきて感動しました。
人々が着ている洋服も明るい!それが素晴らしい!



今の時代「ロック」流行なので巷はミュージシャン風の風体をした人達で溢れています。
「黒メガネ」と「黒い服」。暗くてだらしない感じが溢れているから
40数年前の映画、というか時代の雰囲気がとても新鮮に思えたのだろうな…。



僕は「未来は明るい」と思っています。明るい洋服が好きです。


「未来」がどうなるか誰にもわからないからこそ「未来」をどうしたいか考えるのが楽しいし
「未来は明るい」と思える時間の過ごし方をしていると充実感があり明るい気持ちになる。
そして自分が以前想像した「未来の自分」に限りなく近い自分が此処に居る。



無責任な楽観主義を押し付けている訳ではなく事実です。



厚木にてCherry Cokesを観る。最高でした。

曲が良い。女性メンバーに華があって良い。音色が良い。

「酔っぱらいが酔っぱらいの前で演奏する」から脱皮して
メンバーが持っている音楽的才能と独特の華やかさに磨きをかけてもらい
トボケていても迫力が滲み出る本物の不良へと昇華してもらいたいと思いました。


明日も「ハッスル」していこうと思います!