Romanticが止まらない

内藤大助チャンピオンが防衛戦に勝利しました。

感動した。


内藤選手の試合を観るのは初めてだったし
それほどボクシング好きでもないのですが

「観戦チケットの売れ行きが低調である」旨ニュースで見ていたし
会場にはいけないまでも日本人世界チャンピオンを応援しようと思って
テレビの前に座りました。


内藤という人間に感動した。


3分12ラウンドを戦うのがいかに大変かはKEMURIのライブをやっていた
人間として理解できるし

「観客を楽しませた上で必ず感動させなければいけない」


重責があることも理解できます。


挑戦者のポンサクレックが強いのは素人目にもわかったし
3ラウンド終了時点で

「…」

な感じがしていたのですが、そこから内藤の心の強さが出たというか

「絶対引かないオーラ」がバンバン内藤から出ていたのがすごかった。

ポンサクレックの強風のようなパンチから目をそらさずに前へ前へ。
ヌルヌルとパンチを出しながら進む内藤は格好良かった。

「戦う人間達への尊敬の念」あるいは「武士道」のようなものなんだろうと思う。

内藤からにじみでるオーラが格好良かった。


内藤はここに来るまでにたくさんのものを失ってきたんだろうし
そのつど失ったものの大切さを嫌というほど味わったと思います。

にもかかわらず挑戦し続けることを恐れずチャンピオンになった。
そして今回勝利し成功したことによって今まで以上に
物凄いものを背負うことになったんですね。

内藤もポンサクレックも背負っているものの大切さを
十分理解したうえでそれらを失うことを恐れず戦っているんだから凄い。


孤独なリングにパンチの花を咲かせまくった両者に拍手を贈りました。


33才チャンピオンを応援しに次は会場へ行こう。


しかし世界チャンピオンて凄いな。

ロマンチックが止まらない…